知識

キャリートレードとは?円高リスクとの関係を解説

キャリートレードは低金利通貨を売って高金利通貨を買う取引です。日本円が標的になりやすい理由と、巻き戻し時のリスクを解説します。

キャリートレードの仕組み

金利の低い通貨(調達通貨)を借りて売り、金利の高い通貨(運用通貨)で運用することで金利差収益(スワップポイント)を得る取引です。

例:日本円(金利0%)を借りて→豪ドル(金利4%)で運用→年4%の金利差収益を得る。これが典型的な「円キャリートレード」です。

なぜ円がキャリートレードの標的になるか

日本は長年にわたってゼロ金利・マイナス金利政策を維持してきた結果、円は世界で最も金利の低い通貨のひとつです。借りるコストがほぼゼロであるため、世界中のヘッジファンドが円を調達通貨として利用します。

この大規模な円売りが慢性的な円安圧力の一因ともなっています。

巻き戻しリスク:急激な円高の原因

キャリートレードは市場が安定しているときは有効ですが、リスクオフ(世界的なパニックや危機)局面では一斉に解消されます。

「円を買い戻す(ショートカバー)」動きが殺到し、数日で数円〜十数円の円高になることがあります。2024年夏の円急騰(1日で数円単位)もキャリートレードの巻き戻しが主因とされています。

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