CHF
スイスフラン(CHF)とは?安全通貨の仕組みを解説
スイスフラン(CHF)は有事の際に買われる「安全通貨」の代表格です。なぜスイスフランが避難先とされるのか、その背景を解説します。
スイスフランの基本情報
CHF(Swiss Franc)はスイスの通貨で、スイス国立銀行(SNB)が管理します。スイスはEUには加盟していませんが、ユーロ圏と密接な貿易関係にあります。
フラン円(CHF/JPY)は1フラン≒170〜180円程度(2024年時点)で、主要通貨の中でも高い価値を持ちます。
なぜ安全通貨と呼ばれるのか
スイスは長年の政治的中立、強固な金融システム、低インフレ・低失業率という安定した経済基盤で知られています。地政学リスクが高まると世界中の投資家がスイスフランを買い、資産を守ろうとします。
2011年の欧州債務危機や2022年のロシアによるウクライナ侵攻時にも、スイスフランへの資金流入が観測されました。ただし過度のフラン高はスイスの輸出産業に打撃を与えるため、SNBが為替介入を行うこともあります。
SNBの介入と政策
2011〜2015年にはSNBが「1ユーロ=1.20フラン」の上限を設定し、無制限介入を実施していました。2015年1月に突然この上限を廃止したことで、フランが数分で約20%急騰するという「スイスフランショック」が起きました。
SNBの政策は市場参加者にとって常に注目ポイントであり、必要に応じてマイナス金利政策も採用してきました。
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