CNY
人民元(CNY)とは?中国の通貨と管理フロート制の仕組み
人民元(CNY/RMB)は中国の通貨です。独特の管理変動相場制と、国内向けCNY・海外取引向けCNHの違いについて解説します。
人民元の基本情報
CNY(Chinese Yuan)は中国人民共和国の通貨で、人民元(人民币)とも呼ばれます。発行・管理は中国人民銀行(PBOC)が担います。
元円(CNY/JPY)は1元≒20〜22円程度(2024年時点)で推移します。日本の対中貿易では人民元建て決済が増加しており、ビジネス上も重要な通貨です。
管理変動相場制とは
人民元は自由に変動する変動相場制ではなく、「管理フロート制」を採用しています。中国人民銀行が毎朝「中間値(基準値)」を発表し、その日の取引はその±2%の範囲内に制限されます。
そのため人民元レートは中国当局の意向を強く反映します。米中貿易摩擦が激化した局面では元安誘導の疑いが生じ、外交問題に発展したこともあります。
CNYとCNHの違い
CNYは中国本土内で取引される人民元、CNHは香港など海外市場で取引されるオフショア人民元です。CNHの方が自由な市場原理で動くため、地政学リスクや資本フローによってCNYとCNHの間に価格差が生じることがあります。
IMFのSDR(特別引出権)に採用されており、国際的な影響力が高まっています。
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