知識
ECB(欧州中央銀行)とは?ユーロ相場への影響を解説
ユーロ圏20カ国の金融政策を担うECB。政策金利の決定メカニズムとユーロ円・ユーロドル相場への影響を解説します。
ECBとは
ECB(European Central Bank / 欧州中央銀行)は、ユーロを採用する20カ国(ユーロ圏)の金融政策を一元的に管理する中央銀行です。本部はドイツのフランクフルトにあります。
ECBの政策委員会は年8回開催され、主要3金利(主要リファイナンス金利・預金ファシリティ金利・限界貸付金利)を決定します。
ECBの役割と課題
ECBの最大の使命は物価安定(インフレ率2%目標)です。ただしユーロ圏は南北で経済力・財政状況が異なる多様な国々から成るため、一律の金融政策が難しいという構造的問題があります。
2010〜2012年の欧州債務危機では南欧諸国(ギリシャ・スペイン・イタリア)の財政悪化がユーロを揺るがし、ドラギ前総裁の「何でもする(Whatever it takes)」発言で危機を収束させました。
ユーロ円への影響
ECBが利上げを行うとユーロの魅力が高まりユーロ高円安になりやすく、利下げはユーロ安円高になりやすいです。
2022〜2023年はFRBと同様に急速な利上げを実施し、ユーロ円は2023年に15年ぶりの高値を更新しました。ECBの政策転換の兆しはユーロ円の大きな変動要因となります。
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