知識

FRB(米連邦準備制度)と為替レートへの影響

米FRBの政策金利決定はドル円相場の最大の変動要因です。FRBの仕組みとFOMCの役割、ドル円への影響を解説します。

FRBとFOMCとは

FRB(Federal Reserve Board / 連邦準備制度理事会)はアメリカの中央銀行制度の中核機関です。FOMC(連邦公開市場委員会)が年8回開催され、政策金利(FFレート)の変更を決定します。

FRBの議長(パウエル議長など)の発言・記者会見は世界中の市場参加者が注目します。

利上げ・利下げとドル円

FRBが利上げを行うとドルの魅力が高まり、世界中からドル買いが集まります。これがドル高円安の主要因です。

逆に利下げ局面ではドルを売る動きが強まり、円高ドル安になりやすいです。2022〜2023年のFRBによる急速な利上げサイクルが歴史的なドル高円安(1ドル150円超)を生み出しました。

インフレ指標(CPI・PCE)の重要性

FRBのインフレ目標は2%です。米CPI(消費者物価指数)やPCE(個人消費支出物価指数)が2%を上回ると利上げ、下回ると利下げの議論が浮上します。

毎月発表されるCPIや、毎月第一金曜の雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率)はドル円の大きな変動ポイントです。市場予想を上回れば「タカ派的」と評価されドル高、下回れば「ハト派的」でドル安になりやすいです。

コラム一覧に戻る