知識
為替介入とは?日本政府・日銀による円買い介入の仕組み
為替介入は政府・中央銀行が自国通貨を買い支える政策手段です。日本が実施した円買い介入の事例と、その効果・限界を解説します。
為替介入の仕組み
為替介入とは、中央銀行や政府が外国為替市場に直接参加し、自国通貨を買ったり売ったりすることでレートを調整する政策です。日本では財務省が決定し、日本銀行が実務を担います。
円安が急激に進む場合は「円買い・ドル売り介入」を行い、円高の場合は「円売り・ドル買い介入」を行います。財源は外貨準備(外国為替特別会計)から捻出されます。
日本の介入事例
代表的な介入事例:①2011年:東日本大震災後の超円高局面(1ドル75円台)への対応で円売り介入。②2022年9月:32年ぶりの円安(1ドル145円超)に対し財務省が円買い介入を実施し、数円単位の急騰が起きました。
介入は「覆面介入(実施を事後まで明言しない)」と「口頭介入(実施の可能性を示唆して牽制)」があります。
介入の限界と効果
為替介入は一時的な効果はあるものの、根本的な金利差や需給構造を変えるわけではないため、長期的なトレンドを反転させる力は限定的です。
大規模な投機的ポジションに対して一定の牽制効果を持ちますが、「介入後また同じ水準に戻る」パターンも多く見られます。G7などで協調介入が行われる場合はより大きな効果が期待できます。
← コラム一覧に戻る