投資

米国株投資と為替の関係|ドル円の変動が損益に与える影響

S&P500やオルカン(全世界株)への投資が広がる一方、見落とされがちなのが為替の影響です。米国株を買うとき、円換算の損益はドル円の動きで大きく変わります。その仕組みを初心者向けに解説します。

円換算の損益は「株価×為替」で決まる

日本から米国株を買うと、実質的に「米国株」と「米ドル」の両方を同時に持つことになります。円換算の評価額は、株価の変動と為替(ドル円)の変動の掛け算で決まります。

たとえば株価が10%上がっても、その間に円高でドル円が10%下がれば、円換算ではほぼ横ばいです。逆に株価が変わらなくても円安が進めば、円換算では利益が出ます。

円安はプラス、円高はマイナスに働く

米国株(ドル資産)を保有しているとき、円安が進むと円換算の評価額は増えます。2022年以降の急速な円安局面では、米国株の値上がりに加えて為替の追い風が乗り、円ベースのリターンが大きく膨らみました。

ただしこれは裏を返せば、将来円高に振れると円換算の利益が目減りするリスクでもあります。株価が好調でも円高で相殺される可能性は常に意識しておくべきです。

「為替ヘッジあり/なし」の違い

投資信託には「為替ヘッジあり」と「為替ヘッジなし」があります。ヘッジありは為替変動の影響を抑える代わりにヘッジコスト(主に日米金利差分)がかかります。ヘッジなしは為替の影響をそのまま受けます。

長期の資産形成では、為替変動も含めて分散投資の一部と捉え「ヘッジなし」を選ぶ人が多い一方、円高局面での値下がりを避けたい人はヘッジありを選びます。金利と為替の関係を理解するとヘッジコストの背景がわかります。

ドルコスト平均法で為替リスクを平準化

毎月一定額を積み立てれば、円高のときは多く、円安のときは少なく外貨資産を買うことになり、為替の高値づかみを避けやすくなります。詳しくはドルコスト平均法で為替リスクを抑えるをご覧ください。現在のドル円水準はUSD/JPYチャートで確認できます。

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