為替介入の履歴一覧【2022〜2026年】日付・金額・日米協調介入まで
円安が進んだ局面で日本政府・日銀が実施してきた「円買い介入」を、2022年9月から2026年7月まで一覧表で整理します。介入日・金額・介入時のドル円・介入後の下落幅と、2026年7月の日米協調介入のポイントをまとめました(2026年10月11日時点)。
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円安が止まらない理由は円安はなぜ止まらない?2026年の要因を5つに整理で解説しています。
為替介入の履歴一覧(2022〜2026年)
国際通貨研究所の整理では、2022年以降の円買い介入は①〜⑥の6つの局面に分けられます。
| フェーズ | 介入日 | 介入額 | 介入時のドル円 | 介入後の安値(下落率) |
|---|---|---|---|---|
| ① | 2022/9/22 | 2兆8,382億円 | 145.80円 | 140.36円(▲3.7%) |
| ② | 2022/10/21 | 5兆6,202億円 | 151.00円 | 127.23円(▲15.7%) |
| ② | 2022/10/24 | 7,296億円 | 149.70円 | 同上 |
| ③ | 2024/4/29 | 5兆9,185億円 | 159.60円 | 151.86円(▲4.8%) |
| ③ | 2024/5/1 | 3兆8,700億円 | 157.60円 | 同上 |
| ④ | 2024/7/11 | 3兆1,678億円 | 161.00円 | 139.58円(▲13.3%) |
| ④ | 2024/7/12 | 2兆3,670億円 | 159.40円 | 同上 |
| ⑤ | 2026/4/30 | 6兆2,787億円 | 160.72円 | ▲3.5% |
| ⑤ | 2026/5/4 | 7,802億円 | — | 同上 |
| ⑤ | 2026/5/6 | 4兆6,759億円 | — | 同上 |
| ⑥ | 2026/7/30〜 | 約13兆円(推計) | 約162.80円(推定) | 155.23円(▲4.6%) |
※介入額は財務省発表(⑥のみ日銀当座預金の動きからの推計)。介入時のレートと2026年7月分の数値は報道・研究機関による推定を含みます。同じフェーズの2日目以降の「同上」は、そのフェーズ全体での介入後安値です。
2026年7月の日米協調介入とは
- 7月23日:ドル円が163.99円まで上昇し、約39年8か月ぶりの高値をつけた。
- 7月30日:日本の通貨当局が円買い介入を実施したとみられる。
- 7月31日:日米の通貨当局が協調して円買い介入を実施。8月3日朝の財務大臣談話で公表された。米国はユーロ売り円買いの形で参加したとみられる。
- 結果:数日間で163円台半ばから一時155.23円まで円高に振れたが、その後は158〜159円台まで戻した。
円買いの日米協調介入は1998年6月以来、約28年ぶりです。財務大臣談話では「今後、更なる協調介入を実施することも躊躇しない」と表明されました。
過去の協調介入との違い
| 時期 | 介入の方向 | 主な参加国 | 背景 |
|---|---|---|---|
| 1995年3〜8月 | ドル買い | 日米独などG7 | 1ドル79円台をつけるなど行き過ぎたドル安の是正 |
| 1998年6月17日 | 円買い | 日本・米国 | アジア通貨危機後の金融不安で円が急落 |
| 2000年9月22日 | ユーロ買い | ユーロ圏・日米英加 | 発足後に下落が続いたユーロの下支え |
| 2011年3月18日 | 円売り | 日米欧英加 | 東日本大震災後の急激な円高 |
| 2026年7月31日 | 円買い | 日本・米国 | 約28年ぶりの日米協調円買い介入(米国はユーロ売り円買いの模様) |
国際通貨研究所は、過去の協調介入は短期的には効果が薄れても、その後に相場が転換した例が多いと整理しています。ただし今回も同じ展開になるかは分かっておらず、将来の相場を示すものではありません。
為替介入の効果はどれくらい?
上の表のとおり、介入後の下落率は局面によって大きく異なります。
- 効果が限定的だった局面(①③⑤):下落率は約3.5〜4.8%。介入前の水準に戻るまで3週間弱〜2か月弱。
- 相場の流れを変えた局面(②④):下落率は約13〜16%。介入前の水準に戻るまで約1〜2年。米国の利上げペース縮小観測や米CPIの下振れなど、ドル安材料と重なった局面でした。
為替介入の基本的な仕組みは為替介入とは、円安の要因は円安とは・日銀の金融政策・金利と為替で解説しています。
よくある質問
為替介入はいつ行われましたか?
2022年以降の円買い介入は、2022年9月22日、10月21日・24日、2024年4月29日・5月1日、7月11日・12日、2026年4月30日・5月4日・5月6日、2026年7月30日〜の各局面で実施されたと整理されています(財務省発表と国際通貨研究所の整理による)。
為替介入の金額はいくらですか?
1回の局面で2兆〜6兆円規模が多く、2026年7月30〜31日の日米協調介入は推計で約13兆円と過去最大規模とされています(推計値)。
日米協調介入とは何ですか?
日本と米国の通貨当局が同じ方向(今回は円買い)で外国為替市場に介入することです。円買いの日米協調介入は1998年6月以来、約28年ぶりでした。
為替介入すると円高は続きますか?
過去の介入では、介入後の下落率は3.5〜4.8%程度にとどまり介入前の水準に戻ったケースと、13〜16%下落して約1〜2年円高方向が続いたケースがありました。効果は局面によって異なります。
為替介入の実施はどこで確認できますか?
財務省が外国為替平衡操作の実施状況を事後に公表します。実施の瞬間は公表されないため、レートの急変から介入が推測されることになります。
出典:国際通貨研究所「28年ぶりの日米円買い協調介入の背景と影響」(2026年)、財務省発表。本ページは情報提供を目的としたもので、投資の勧誘や相場予測ではありません。
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